開会式挨拶
一般社団法人 Summer in JAPAN代表理事
Opening Speech Summer in JAPAN 2024
こんにちは!SIJにご参加の受講生のみなさん、保護者さま、ハーバード・タフツ・ APU・AIU・大分大学医学部のみなさん、理事とスタッフのみなさん、そしてご来賓の佐藤樹一郎大分県知事、ならびにAPU立命館アジア太平洋大学米山裕学長、AIUモンテ・カセム学長、みなさまとこうして第12回Summer in JAPANを迎えられますこと、光栄に存じます。
SIJのような集中型の対面講座には3つの利点があります。
- 多様な背景を持つみなさんを一同に結ぶので、グローバルな思考法が身につきます。
- 活動する中で、自分では気づかなかった才能ややりたいことを発見できます。時には対立もありますが、それも成長のための絶好の機会なのです。
- 異なる世代の交流は社会にかかせません。若い世代と一緒に働くと、今どきの若者はリアルとバーチャルの2つのアイデンティティがあることに気づかされます。SNSのようなメディアを使って彼らは自分と世界を簡単に繋いでいます。なぜならみんなと1つに調和したいからです。私の世代にとって、このバーチャルのパワーはすばらしいものです。「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ということわざがあります。SIJでは私がみなさんから教わることがたくさんあるのです。
この絵をご覧ください。人気テレビアニメ「サザエさん」は1960年代の典型的な日本の家族像です。
フネさんと娘のサザエさんは、二人ともワンオペの主婦です。夫たちは仕事です。1985年男女雇用機会均等法ができて変わっていきました。
私の世代がそれを実行し、40年かかりましたが、女性も仕事をする。男性も料理好きでいい、そんな社会になってきたのです。さあ、今度は世界の調和についてみなさんが文化を進化させる番です。
昔は、ネコの写真が100万いいね!を獲得し、みんなを楽しい気持ちにさせるようなことは思いもよりませんでした。さすがは若者です。
昔は、悲しい時は一人孤独に沈んでいましたが、いまはその寂しい気持ちを世界に発信するのです。それによる影響は今のところは良いも悪いも混沌としています。
しかし、40年後には、世界のみんなの気持ちや活動がクラウド的にシェアされて、平和な世界になることでしょう。と私は願っています。応援しています!
みなさん、SIJ期間中に、自分が情熱を傾けられることを発見してください。一生学び続けられる学習習慣をゲットしてください。Team USAと Team Japanが支えます。
ありがとうございました。